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開発秘話

【スタッフMの開発小話】第1回:4年ぶりの新型モデル”DE04”

こんにちは、”Daytona Mobilityの何でも屋” こと のりもの大好きスタッフMです!
先日、(新型DE02の入荷作業のウラで)DE04を発表しました!

DE04はスタッフMが企画担当者になって以降やってみたい!と言っていた“ピクニックバイク”

やってみたかったのは ”かっこいいから”というきわめて単純な理由ですが

商品として成立するなら やってみたいことを出来るのがデイトナのいいところ。

…ただ、ピクニックバイクをやってみたいと口では言いながら、はじめはエビデンスもイメージも本当に何もないところからのスタート。

三輪のカーゴか、二輪でファットっぽく見せるか、それとも積載力もありそうなグラベルのようなテイストにするか…と夜な夜な市場調査とひとり検討会は続き、

アレをこうして……と、企画段階ではかなりアイデアを広げ、

メンバー総出で何度も検討会議を重ね、紆余曲折を経て ”タイヤ太目のピクニックバイク” の方向性が決まりました。

その後も、

ミキストっぽく見えたら面白いんじゃない?
サイドビューはなるべく直線的に見えるように出来ない?
サドルは伸ばした時にハンドルから遠退くようにしたらどう?
骨太感あったら強そう!DE01の様な幅広フレームで!
タフな印象に見せる塗装にしたら、傷も気にならないかも?
スタンドに安定感なかったらピクニックどころじゃないかも…

……などなど、話すほど鮮明になるイメージ(笑)

営業スタッフやメカニックスタッフなどの意見も取り入れ
(コンポ選択はスタッフKのマニアックセレクトで)ブラッシュアップした結果、

よく見ると“カッコいいだけじゃない”魅力にあふれた車両になりました!

そして、タイヤが太いので他車種とはアシストの味付けを変えよう!という事で

こちらもスタッフ達総出でテストコースや坂道を何往復もしています。

※スタッフMは赤城颪の吹く地域で育ったからか、標準よりも脚力が強いらしいということがここで判明したのは裏すぎる裏話かもしれません。

…最終的に乗り味はDaytona Mobilityらしさを大切に、
そっと背中を押してくれるような感触を残し、タイヤの太さを感じさせない、力強く華麗な印象になりました!
出だしからグイグイ行き過ぎない、普通の自転車に近い乗り味をDE04でも大切にしています

その他、デザイン上のコダワリポイント も沢山あるのですが、
これについては 工業デザイン的な考え方 といった方が正しいかもしれません。

例えば
“荷物を載せても乗りやすく”という点については、

  • トップチューブの高さを出来る限り低く、跨ぎやすく
  • 荷物を載せたときに安定するようセンタースタンドを採用
  • 標準でフロントバスケットを同梱

“ちょこっとアウトドアな感じ” という点については、

  • 本気過ぎないイメージを壊さないよう、あえてサスペンションを使用しない
  • 太目のタイヤで 多少の段差なら走れそうな印象をつくる
  • 塗装は傷がついても目立ちにくい、ざらっとしたリンクル塗装を採用
  • マッドフラップを標準装備

…といったことを、企画~開発フェーズでは絶対条件として掲げていました。
これに加えて 何か迷ったときには “ピクニックしているイメージが沸くか” “欲しいと思う人が欲しいと思う決め手があるか、魅力を感じるか” をとにかく追求しています。

余談ですが、スタッフMの中でのウラコンセプトは乗り物好きらしく(?)

“アーバンSUVのようなアシスト自転車”

…だったのですが、これはイメージ的には 本気のAWDでもなければファッションSUVでもなく

RV未満の、“でも、ちょっとならボウケンできるポテンシャルはあるぞ!”という存在でした。

なので、”サスはないけど電動アシストでスルーアクスルで極太タイヤ”なんです。

試乗会などでは持ち出しているものの まだまだ撮影などにあまり行けていないDE04ですが、

これから秋のあいだに撮影に出かけたいと思います!

※現在、DE04の先行予約は契約販売店 店頭でのみ受付中です!
 お問い合わせは販売店一覧より各販売店へお願いいたします。
※ECサイトでの受注開始は12月上旬を予定しております。
 なお、車両のお届け開始時期/試乗車投入時期については今冬となります。

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