TOP >  ポタリングマガジン > わたしもポタリング始めました > 【ぶっち〜の北陸ゆるポタ紀行】第5回:「コビトの仕業?幸せ感じるスポット満載!!」石川県白山市鶴来 編

ポタリング, ぶっち~のポタリングレポート, わたしもポタリング始めました

【ぶっち〜の北陸ゆるポタ紀行】第5回:「コビトの仕業?幸せ感じるスポット満載!!」石川県白山市鶴来 編

こんにちは!奈良から金沢へ移住して3年目の”ぶっち〜”です。金沢を中心に、北陸(石川・富山・福井)の美しさを、まったりゆるポタで紹介していきます。

今回は石川県白山市鶴来をゆるポタ。幸せ感じるスポット満載の鶴来(つるぎ)の町をまったりと周ります。今回も休憩たっぷり、寄り道たっぷり、グルメたっぷりのゆるポタ紀行スタートです。

コース概要
名称:「コビトの仕業?幸せ感じるスポット満載!!」石川県白山市鶴来 編
走行距離 19.3km
所要時間 約5時間(休憩しすぎかな。。。)
最大標高 179m

鶴来ゆるポタMAP

扇風機のアナログな風に癒される「北陸鉄道石川線」

今回は金沢から一駅先にある「新西金沢(北陸鉄道石川線)」駅からのスタート。ちょっとレトロな駅舎の新西金沢駅。いつものようにDE01を折りたたみ輪行袋に入れて待合室へ。エアコンがきいているので扉の開け閉めは手動で。電車が来るまで待合室で待機で〜す。

北陸鉄道石川線「新西金沢駅」

今日は石川線を往復しての輪行なので「土日祝限定1日フリーエコきっぷ」を購入。かなりお得で土日祝にポタする方にはおすすめです。

北陸鉄道1日フリーエコきっぷ

DE01を収納するのもだいぶ慣れてきたけど混んでたら邪魔にならないかと気になるので乗車時間はいつも早めのスタートにしている。でも今回は日曜なので空いてそうな感じ。

北陸鉄道石川線「新西金沢駅」

予想通り電車の中もお客様は少なめ。車内の天井には扇風機も設置されていてアナログな風が気持ち良い。車窓から見える田園風景を楽しみ、鶴来までまったりと過ごしながら移動しました。

北陸鉄道石川線車内

ちなみに北陸鉄道はサイクルトレインとしても利用できるそうで、石川線は野町駅と鶴来駅乗降の場合のみ可能らしい(詳細はホームページ参照)。今回は利用できることを知らなくて、ちゃんと下調べしておけばよかったと反省。

白山パワーの源、心洗われる聖地「鶴来」に到着

鶴来は石川県の西南部、白山麓の玄関口に位置し北陸鉄道石川線の終着駅。寺社旧跡が残る歴史の街、スカイスポーツのメッカ、白山の伏流水がもたらす醸造の街など多彩な顔を持っているとっても魅力のある街です。

北陸鉄道石川線「鶴来駅」

鶴来駅は今では終着駅になっているけど、昔は鶴来駅の先に3線あって分岐していたらしい。1980年代に廃線になって終着駅になったとのこと。その名残りもあって駅舎内には昔使われていた看板などが展示されていた。鉄道ファンにはたまらない逸品なんだろうな。

北陸鉄道石川線「鶴来駅」駅内展示

DE01の組み立ても完了したので「ゆるポタ」のスタートです。

地元で愛される醤油を使った手作りスイーツが美味しい「大屋醤油カフェ」

走りはじめてすぐにレトロ感ある気になるカフェを発見。店の前にある看板をチェックすると、かき氷・スイーツ・モーニングなどなど美味しそうなものがずらり。お腹も少し空いてるので、とりあえず入ってみることに。

大屋醤油カフェ

店の名前は「大屋醤油カフェ」。名前からも分かるとおり醤油屋さんが運営しているカフェ。築170年の歴史ある醤油蔵をリノベーション。店内の商品棚に美味しいクッキーの横に、大屋醤油さんのお醤油も並んでたのが印象的でした。

大屋醤油カフェ店内

日曜日だったのでモーニングはやってなかったので、スイーツから選ぶことに。ジェラート・かき氷・ケーキとどれも美味しそう。迷った結果。。。「大屋醤油パフェ」に決定。ジェラートは「マルガージェラートx 大屋醤油」さんとのコラボらしい。甘さ控えめのパフェで、僕にはちょうど良い甘さで美味しかったです。朝から幸せな気分!!

大屋醤油パフェ

スタッフの方に初めての土地なんですと話すと、鶴来は本当に良いとこで見るとこいっぱいあるのでじっくりと散策してほしいと。特に「金劔宮(きんけんぐう)」や獅子ワールド館の日本一の木彫り夫婦獅子頭などがおすすめ!!と。パフェを食べながら鶴来の良さを聞いてるうちにだんだん行ってみたくなり、白山麓の滝を見に行く予定だったけど、最初に立てた予定は次回に回し、鶴来メインのコースに変更。

白山麓を目指すはずがなぜか鶴来がメインに。。。

数分は走ったカフェに立ち寄ったことがきっかけで予定変更?もし立ち寄らなければ予定の変更もなかったかなと思うと、鶴来駅で見た彼らの存在が気になリはじめた。ひょっとして今回のカフェに入って予定変更になったのも彼らの仕業かも?。。。いやいやそれはないよね。

こびとづかんの町つるぎ

彼らとはこのイラストのキャラです。見たことありますか?「こびとづかん」の絵本に出てくるキャラクターたちです。鶴来は、「こびとづかん」シリーズ作者・こびと研究家の「なばたとしたか」さんが育った場所で、コビトを初めて発見した場所でもあるらしい。ということもあり、鶴来は「こびとづかんの町つるぎ」なのです。今回の予定変更はコビトの仕業ということにして、導かれるまま鶴来の町をポタリングしたいと思います。まずはスタッフさんおすすめの金劔宮へ向かいます。

七社巡りで心を清めパワーアップ「金劔宮(きんけんぐう)」

金劔宮の鳥居に到着。本殿まで少し急な坂を登らなければならないけど、せっかくなのでDE01は下に駐車して石段を登って本殿に行くことに。

金劔宮

石段を登って地下道を潜り抜けていくと本殿に到着。紀元前95年に創建されたと伝わる古社で、古くは劔宮(つるぎのみや)と呼ばれ、鶴来(つるぎ)という地名の由来となっているらしい。ちなみに最強の金運神社としても名高く全国からも参拝者がたくさん来るらしい。

金劔宮

本殿の参拝後ここは絶対に参るように言われたのが、左手奥に建つ小さな社「乙剱社」。金劔宮の中でも最も金運のご利益があるらしい。ガラス張りの拝殿も珍しく扉を開けて、二礼二拍一礼。終わって後ろを見るとたくさんの人が待っていた。いつの間にか参拝者が増えていた。人気があることをあらためて感じた。

金劔宮

ちなみに人気の「金運御守り」は売り切れでした。御守りって売り切れることってあるんだ。あらためて金劔宮の凄さを実感。次のスポットはサイクリング道「手取キャニオンロード」の始発駅「旧加賀一の宮駅」に向かいます。

旧加賀一の宮駅は手取キャニオンロードの始発駅

「旧加賀一の宮駅」は片道19.6kmあるサイクリング道「手取キャニオンロード」の始発駅。もともと旧北陸鉄道金名線の駅で、廃線後きれいに整備されてて今は無料の休憩所となっています。

旧加賀一の宮駅

とりあえずは一旦休憩することに。エアコンも良い感じで冷えてて座って休憩できるので最高。内装もおしゃれなのでぜひ立ち寄って欲しい休憩所です。

旧加賀一の宮駅

もう少し鶴来を堪能してから手取キャニオンロードを走ることに。次のスポットの「白山比咩神社に向かいます。

ご縁をくくる神 「白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)」

白山比咩神社は、全国に約3千社もある白山神社の総本宮。御祭神・白山比咩大神(しらやまひめのおおかみ)は、またの名を菊理媛神(くくりひめのかみ)といい、ご縁を「くくる」神といわれているそうです。

白山比咩神社

参道は木々に囲まれているので少し温度が下がるので幸せ。手水舎で白山麓から湧き出る水で心身を清めてから本殿に向かいます。

白山比咩神社

鳥居をくぐり抜け本殿に到着。二礼二拍一礼で「DE01」と「鶴来のご縁」に感謝。

参拝も終わりDE01の電源をONにして次のスポット「パーク獅子吼」へ。。。あれっ?カフェのスタッフの方がおすすめしてた木々に囲まれた石段の参道がなかった?なぁ〜と思いつつ次のスポットへ

気になったので後で調べてみると。。。

おすすめの参道は表参道らしくGoogleMapで「歩き」を選択してたけど何故か北参道を登って駐車場に行ってしまったみたい。ナビに頼らず下調べをもっとちゃんとしとけばと反省。ちなみに表参道の入り口にある「おもてや」の大判焼きは美味しいらしいので、表参道の石段と大判焼きは次回の楽しみに取っておこう。

GoogleMap


次のスポット「獅子ワールド館」の日本一の「木彫り夫婦獅子頭」へGO!!

パーク獅子吼(ししく)は見どころ満載!!

パーク獅子吼はスカイ獅子吼・獅子ワールド館・ふれあい館やバーベキュー施設も兼ね備えてるレジャー施設。水遊びできる場所もあり子どもと一緒に来ても楽しめる。

パーク獅子吼

ということでまずはおすすめの「獅子ワールド館」の日本一の「木彫り夫婦獅子頭」に直行。

獅子ワールド館

でか〜い!!すげぇ〜!!」というのが見ての感想。写真で見るよりも迫力満点。鶴来地区は獅子頭の生産地としても有名らしい。他にも色んな獅子を見ることができて、無料で見れるなんて素晴らしい。大屋醤油カフェのスタッフの方に感謝です。

おひとり様で獅子吼高原の山頂へ

獅子ワールド館を出て次はどこに行こうかなと。せっかくここまできたんだから山頂に登って日本海を見るのも良いと思いながらも、家族やカップルが多い中、おひとり様で登っても寂しいかなとよぎったけどで、ここに来たのも何かの縁。山頂からのきれいな景色を逃してはもったいないと。往復710円を払いゴンドラに乗り込む。

スカイ獅子吼

「日本海見えてきた!見えてきた〜!!」とゴンドラの中で一人はしゃぎながら写真を撮りまくる。先ほどまでのネガな感情はいずこへ。。。

スカイ獅子吼ゴンドラ

標高約650mの山頂に到着!!「日本海見える見える!!むっちゃきれいやん!!登ってきてよかった〜!!」と心の中で叫びながら高原を散策。斜面を貸しソリで滑るサービスもあったり結構楽しめそうな感じ。でもさすがに一人でソリで滑って怪我したら寂しすぎるので次回に回すことに。

獅子吼高原

ちなみにパラグライダーでプロのインストラクターと一緒に大空へ飛び立つ「観光用のタンデムフライト」が体験できるそうなんで、次回勇気があったら挑戦してみたいなと。こんな高台から日本海に向かって飛べたら気持ち良いだろうな。

頭から食べれる岩魚塩焼き「いわなの庵」

獅子吼高原ではしゃぎすぎてゴンドラから降りたら、急にお腹も空いてきた。とりあえず近くで美味しい昼飯の場所を検索。評価の高いお店が結構ある中、どうせ食べるなら川魚の美味しいお店でということで「森養魚場 いわなの庵」に決定!!

森養魚場 いわなの庵

谷川の水を引く養魚場が奥にあり新鮮な岩魚を炭火で焼いて出してくれるとのことで楽しみ。

森養魚場 いわなの庵

すぐ食べれるおすすめを聞くと鮎といわな。鮎のほうが旬とのことで鮎の塩焼定食に決定。炊き込みご飯・汁物・山菜の小鉢2品がついて1,300円。リーズナブルで嬉しい。

森養魚場 いわなの庵

いつも魚を食べる時にあたまを食べて良いかどうか迷うけど、いわなの庵では店内の看板にもちゃんと「あたまから食べれる岩魚塩焼き」書いてあったので残さずいただきました。店主の方に聞くとステンレス串に刺して40~50分炭火で焼くことで芯まで熱が伝わるので骨も頭もまるごとおいしく食べられると教えてくれました。

森養魚場 いわなの庵

次は「旧加賀一の宮駅」に戻り、サイクリング道路「手取キャニオンロード」をゆるポタします。

景色を見ながら、のんびり自転車の旅ができる「手取キャニオンロード」

手取キャニオンロードは「旧加賀一の宮駅」から「道の駅瀬女」までを走る片道19.6kmのサイクリング道路。とはいえ「道の駅瀬女」まで行って帰るには時間がかかるので、今回は約5km先にある赤れんが造りの「福岡第一発電所」を見て戻ってくるコースに決定。それでは加賀一の宮駅を出ぱ〜つ進行!!

旧加賀一の宮駅

サイクリング道ってたまに自転車専用というだけで景色が良くなかったり整備されてないとこも多いけど、「手取キャニオンロード」は良い感じ。山間地を走る割には起伏はなだらかで、ゆるポタには最高のサイクリング道。手取峡谷の絶景や田園も眺めながらまったり走りま〜す。

手取キャニオンロード

手取キャニオンロードを約5kmぐらい走ったとこで左折し橋を渡って白山市立かわち図書館方面へ。

地元で採れた新鮮な野菜や特産品を販売「白山麓 河内じばさん」

Uターンして少し走った先に地元で採れた新鮮な野菜や特産品を販売している「白山麓河内じばさん」で休憩。

白山麓 河内じばさん

地元河内産の食材を使った定食や軽食などが味わえ、自家製の半固豆腐や厚あげが人気らしい。「そばソフトクリーム」がオススメということで迷わず注文。

白山麓 河内じばさん

おすすめの「ゆず蜜ソーダ」と「そばソフトクリーム」をテラスで風鈴の音を聞きながらいただきます。風鈴の音を聞くだけでクールダウンしていくので不思議。体力も回復し、次のスポット「福岡第一発電所」へ。

赤れんが造りのおしゃれな発電所「福岡第一発電所」

福岡第一発電所は明治44年に建設された赤れんが造りのおしゃれな発電所。白山の景観にもマッチしていている。石川県内に残る数少ない近代洋風発電所建築として国登録有形文化財に指定されていて現在も北陸電力の水力発電所として稼動中。夜はライトアップされてるとのことです。

福岡第一発電所

ここからは国道157号線少し走ってサイクリング道「手取キャニオンロード」に戻り鶴来に帰ります。

創業400有余年の老舗酒造「菊姫」

鶴来の町に戻ってきたけど、このままポタリングを終了するのはもったいないと思い街の中をうろうろ。創業400有余年の老舗酒造「菊姫」のお店発見。とりあえず入ってみることに。

老舗酒造「菊姫」

美味しそうな日本酒が並んでたけども、お店番の方が居られなかったので今回はお土産なしということでまた来ることに。もう少し町を散策したかったけど気温の高さと蒸し暑さで断念。鶴来の駅に戻ることに。

今回のポタリングはいつもより良いスポットや人に出会えた

鶴来駅に到着。輪行バックの中にDE01を収納して駅舎内のクーラーで涼みながら1日を振り返る。

鶴来駅

今回はふと気になって入ったカフェで鶴来の町の良さを知って予定変更し、鶴来の町を楽しむことができた。金劔宮や日本一の「木彫り夫婦獅子頭」を見れて、さらに美味しい岩魚料理にも出会えた。なかなか楽しいポタリングになったなと。で何よりも地元の方が優しかったのには感動。

こびとづかんの町つるぎ

ちなみに見えないとこでコビトも応援してくれたのかも。。。感謝です。ということで今回のゆるポタ「コビトの仕業?幸せ感じるスポット満載!!」終了で〜す。次回の「ぶっち〜の北陸ゆるポタ紀行」もよろしくお願いします。

今回のスポット情報

TOPIC