こんにちは!奈良から金沢へ移住して3年目の”ぶっち〜”です。いつもは北陸を中心にレポートしていますが、今回は番外編として奈良県奈良市をゆるポタしま〜す。
コース概要
名称:「奈良の夏の風物詩 なら燈花会を夜ポタ」奈良県奈良市 編
走行距離 ぐるっと回って約7km(散策してるのでもっと走ってるかな)
所要時間 約4時間
マップ上では奈良駅から奈良公園付近を1周するコースになってますが、実際にはこの辺りを行ったり来たりと散策してました。なので今回も休憩たっぷり、寄り道たっぷり、グルメたっぷりの奈良ゆるポタ紀行スタートです。
軽自動車の後部座席にちょうど収まり良い感じ
DE01が僕のとこにきてから初の奈良への帰省。ということで一緒に里帰りすることにしました。今回は金沢から奈良まで電車移動ではなく軽自動車を借りて移動することに。
借りたのはホンダN -BOX。車内も広くて良い感じ。後部座席を倒してフラットにしようと思ったけど、輪行袋が移動中倒れてしまうと運転に集中できないので、シートは倒さずそのままで後部座席の足元に。良い感じで収まった。
運転を始めてから休憩時にシートを倒せないことに気づく。今回はまったり移動でシートを倒すこともないので次回は別の置き方を考えることにしよう。
サービスエリアごとでご当地のお土産を見ながらまったり移動
金沢から北陸道に乗り高速道路を走り始める。今回は一人での車移動なので疲れないようにサービスエリアごとで休憩。同じように見えるサービスエリアも石川・福井・滋賀・京都・奈良の5県をまたぐ中でお土産物が少しづつ変化するのが移動の楽しみの一つになり移動の疲れを癒してくれた。
南条SAには「道の駅 南えちぜん山海里」が隣接していて、福井の美味しいものがいっぱい。そば処いまじょうさんのおろしそばが美味しそうだったので食べたかったけど開店時間前だったので断念。恐竜の町ふくいということでベンチには恐竜くんもいました。
奈良まで走り続けること6時間。京都あたりまで来ると慣れ親しんだ道なのか疲れもあまり感じなくなり14時過ぎには奈良に到着。
夕方から夜にかけての初の「夜(よる)ポタ」スタート
奈良での用事も済ませて16時過ぎにやっと奈良駅に到着。今回は夕方から夜にかけてのポタリング。なぜ夜も走るかというと、今日から奈良の夏の風物詩「なら燈花会」がスタート。夜の幻想的な風景をポタリングしたくて、いつもの「ゆるポタ」ではなく「夜(よる)ポタ」のスタートです。
走り始めたものの昼の暑さがまだまだ残っていて「暑い!!暑すぎる!!」。ということで全然走っていないですがとりあえず冷たいものを食べに行くことに。
奈良かき氷激戦区のお店の中から「Latelier_Cerisier(ラトリエ スリジェ)」に
近鉄奈良駅付近で美味しいかき氷屋さんを検索すると30以上はヒットする。今日はその中で洋菓子屋さん「ラトリエ スリジェ」に行くことに。ここのお店は金沢に移住してからOPENしたので、ずっと行ってみたくて機会を狙っていたお店。ザ・ヒルトップテラス奈良のシェフパティシエの方が独立して作られたお店で、焼き菓子をお土産でもらってからファンになり今回やっと行くことができた。
店舗前は自転車を停めれそうになかったのでスタッフの方に聞くと、有料の駐輪所があるとのことで停めてから店内に。
イートスペースもあり、おしゃれなお店。ショーケースには美味しそうなケーキもあったけど、今回は「かき氷」をいただくことに。奈良はかき氷の激戦区でもあるので「ラトリエ スリジェ」ではどんなのを出してくれるか楽しみ。おすすめを聞くと「ピーチメルバ氷」ということでいただくことに。
グルメ評論家のように上手には言えないけど、一口食べるとすぐに溶けて口の中に広がり桃のジュース?を飲んでるような感じ。ミルフィーユパイや桃などの食感も加わってマジで美味しい。「美味しいかき氷は普通のとは全然違ってシャリシャリじゃなくふわふわ」ってレビューをよく聞くけど本当にそうだわ。少し疑ってました。ごめんなさい。
無料の絶好ビュースポット「奈良県庁舎屋上広場」
奈良公園に行く前にぜひ立ち寄って欲しいスポット「奈良県庁舎屋上広場」。東大寺大仏殿、若草山などをベンチに腰をかけてゆったりと眺めることができビュースポット。奈良県庁の屋上にあって無料開放されているのでぜひ行ってみてください。
左手に見える大きな建物が「東大寺大仏殿」、中央の木の無い山が、山焼きで有名な「若草山」です。奈良はビルなどの高さ制限があり高い建物はなく見晴らしが良いので反対側の生駒山を眺める景色も最高です。
「奈良公園バスターミナル」の東棟1Fはまったりスペース
県庁の横にある施設は「奈良公園バスターミナル」。奈良の魅力を発信する展示室やホールを併設し、屋外デッキや屋上庭園団体バスなどの発着場に使用されています。2Fにはスターバックスコーヒや飲食店もあります。
東棟の1Fには休憩できるスペースもあるので夏の暑い日にはクーラーも良い感じで冷えているのでクールダウンするのにおすすめです。
左側にいるゆるキャラは奈良県マスコットの「せんとくん」。2008年2月に平城遷都1300年祭のキャラクターとして発表され「頭にシカの角をはやした童子」をイメージして誕生。見た目の強烈さに県民からは様々な議論を呼んだけど、今では奈良県の愛らしいゆるキャラとして定着。
休憩も終わりせんとくんに別れを告げ、東大寺参道の手前にある氷室神社に向かいます。
かき氷が有名になったきっかけは「氷室神社」
氷室神社には氷の神様が祀られていて、毎年5月には製氷販売や冷凍業者が集結する「献氷祭」も行われているそうです。「氷の聖地」でもあり奈良を「氷のまち」として発信したいということから、奈良といえば「かき氷」になったそうです。
いつものように本堂に向かいゆるポタでのワクワクする出会いをお願いした後に「氷みくじ」を引いてみることに。氷室神社のおみくじは少し変わっていて、氷を使ったおみくじ。
授与所でおみくじをひいて番号の紙をもらって、おみくじを氷に貼り付けると文字が浮かび上がる。氷室神社らしい「おみくじ」。ちなみにくじは「大吉」、旅行欄は「支障なし」でした。ありがとうござます。
東大寺参道前に到着
東大寺参道前に到着。普段ならこの時間になると観光客の方も少なくなるけど、なら燈花会がこの後控えているのでかなりのにぎわいだ。開始時間まではまだ1時間以上あるので奈良公園周辺を散策することに。
いつもなら17時を超えると鹿も少なくなるけど今日はそうではなさそう。まだまだ餌をもらえるかもって感じで待機してる様子だな。
下記の写真は「飛火野」と言って春日大社表参道に面した広大な芝生の原っぱ。御蓋山(みかさやま)も見え鹿もたくさんいる絶好のビューポイント。観光客の方にも人気のある場所です。
でも地元の人はこの原っぱには進んで入りません。なぜなら鹿の糞が多いので踏む確率も大(あくまでも個人的見解です)。決して鹿を追いかけて転ばないようにしてください(笑)。
この鹿のマークの看板は何?
奈良公園近くにはこの看板が至る所に設置されてます。「鹿飛び出し注意」の看板です。普通に道路を横断してくるので車で奈良公園を通る際には注意してください。
ちなみに「鹿に注意」でいうと、鹿せんべいやお菓子を持ってうろうろしないこと。たくさんの鹿に襲われます。(これも個人的見解です)
近鉄奈良駅に戻って美味しいものを探しに
まだ時間に余裕があるので美味しいものを探しにいったん近鉄奈良駅まで戻って、東向商店街・奈良もちいどのセンター街・奈良町あたりを散策することに。
商店街は自転車に乗っての移動はダメなので押して歩きながらまったりと移動。東向商店街を通り過ぎて三条通に出ると高速餅つきで有名な「中谷堂」発見。
テレビで餅つきといえば、クールポコか中谷堂が放送されるぐらい有名なお店。パフォーマンスもさながらお味の方も確か。中谷堂のよもぎ餅はおすすめです。残念ながら餅つきはやってませんでした。
美味しいものを求めて路地裏を散策
中谷堂からさらに奥に入り奈良もちいどのセンター街、そして奈良町を散策。メインの通りをチェックしたけどビビッとくる店がなかったので、路地裏を散策することに。隠れ家的な美味しいお店がいっぱいありそう。
Googleで検索して評価の高い店をチェックして行ってみたけどどこもいっぱい。さすがに「なら燈花会」の開催期間中は無理だわと、あきらめ半分で路地裏を徘徊してたらキッチンカーがいっぱい並んでる一角を発見。楽しそうな雰囲気が漂っていたので入ってみることに。
ポタリングの良さはGoogle検索ではヒットしないとこを見つけるとこにおもしろさがあるので粘った甲斐あった。見つけたお店は「SARUSAWA UNITED KITCHEN」さん。「HIGH TEA LABO・GREEN HOUSE2・RETOX WORKS・PIZZA LIGO」の4店舗が集まって出店。とりあえず少し辛めなものが欲しかったのでタコスを注文。
タコスのチキンもその場で揚げてくれたので熱々でピリ辛ソースと相まって最高!!クラフトコーラも美味しい!!
スタッフの人たちもみんな優しい人ばかりで、「どこからきたの?」とか気軽に声もかけてくれたりと、奈良にこんな良い空間があることを再認識。奈良にはテラス・アウトドア的お店が少ないこともあってか、海外の方も結構入ってきてた。いつもと違う奈良が見れて最高!!
路地裏から出るとろうそくの灯りがともってた
路地裏から出るとなら燈花会はスタートしていた。写真の場所は「猿沢池」。周囲360メートルの池で、すぐ近くには興福寺五重塔がある場所。今日は風も少ないので池にも映り込み良い感じ。
奈良の夏の風物詩「なら燈花会」は今年で25回目
なら燈花会は1999年に誕生し今年で25回目。夏のこの時期に10日間だけ奈良公園がろうそくで埋め尽くされます。「燈花」とは、灯心の先にできる花の形のかたまりで、これができると縁起が良いと言われているそうです。そんな願いを込めてろうそく一つ一つに灯りをともしてるそうです。なので本物のろうそくを使ってるのも「なら燈花会」の大きな特徴です。
奈良国立博物館の前も綺麗に配置され幻想的な雰囲気。逃さずスマホでパシャリ。東大寺参道に戻ってくると昼間と変わらず人でいっぱい。昼間と違い夜店に変化するとまた違った感じに見えます。
奈良公園内が8会場に分かれていて会場ごとで良さも違うのでどの場所もおすすめですが、東大寺参道横の浮雲園地会場は、ろうそくの数も多くインスタ映えし見応えがあるのでおすすめです。
ちなみに消えしまう「ろうそく」もありスタッフの方々が一本一本丁寧に火をつけていました。ご苦労様です。
自分のために、たった一つだけの灯りの花を咲かせる「一客一燈」
「なら燈花会」ではろうそくの灯りを見るだけではなく、自分のために、たった一つだけの灯りの花を咲かせることができる「一客一燈」があります。浮雲園地会場の山側に位置する奈良春日野国際フォーラム甍でやってるとのことで行ってみることに。
奈良春日野国際フォーラム甍の建物の奥に庭園があり、庭園内の好きな場所に自分のろうそくを置くことができるらしい。受付で協力金500円を払ってろうそくをもらい庭園内に入る。
まずはろうそくを器の中の水の上に浮かべてチャッカマンでそ〜っと火をつける。「ついたついた〜」良い感じにろうそくが揺らいでる。
星の形の一角に置いてみた。みんなの協力があってどんどん増えていくのも良い感じ。20年近く「なら燈花会」に来てるけど「一客一燈」に参加するのは初めて。自分のための「myろうそく」悪くない。おすすめです。
他の会場も回って「なら燈花会」を堪能して奈良公園バスターミナルに戻ってきたのが21時。イベント開催中ということもあってか東棟1Fは利用できたので館内に入って水分補給とクールダウンさせていただきました
第6回ぶっち〜の「奈良の夏の風物詩 なら燈花会を夜ポタ」紀行いかがでしたでしょうか。久しぶりの奈良は懐かしくもあり「ゆるポタ」することで再発見することもある刺激的な1日でした。また奈良に帰る時にはDE01は連れて行きたいなと思います。