
キャンプにカヤックと盛りだくさん、行ってきました富士五湖へ“孤高のポタライダー”アーサーです。
孤高と言いながら、今回はゲストがおります。
最近カヤックを購入して、布教活動にいそしむ“かやっくん”
そんな彼との2泊3日のキャンプの合間にカヤック、ポタリングと皆様もお楽しみください。
コース概要
本栖湖を出発して、精進湖、西湖、河口湖近くのスーパーでキャンプの買い出しをしながら、お風呂に入って帰ってくるという往復50kmのコース。
走行距離:50km
獲得高度:411m
所要時間:6時間(休憩含む)
キャンプをしながらポタリングやカヌーを楽しむ

出発の本栖湖畔のSUMIKA CAMP FIELD、この辺りは標高900mほどあるので東京などと比べても3~4℃は気温が低いし、選んだサイトが林間エリアだったこともあり日中でも涼しく過ごしやすいキャンプ場でした。
時刻はすでに10:30、少しのんびりしすぎました。
前日、早朝と楽しんだカヤックのおかげもあって、すでに上半身に疲労を感じていますが、本栖湖を離れてまずは精進湖を目指します。

本栖湖からR139号をしばらく走ってたどり着いた精進湖。
しばらく湖畔沿いを走っていて見えてきたのが湖に整然と並ぶブイ達、精進湖はカヌーの全国大会が行われる場所でもあって、この日も関東地区の高校生のカヌー大会が開催されておりました。

湖の北側に位置する他手合浜は富士山が綺麗に見えるスポットとしても有名な場所です。
R139もこの区間は青木ヶ原樹海の中を走っており、富士山に向かって人工物が何もない景色が見える撮影スポットです。
カヌーの後ろに見えるのが大室山、さらにその後ろに富士山が見えるのだが、この時はあいにく雲に覆われていて少し稜線が見えるだけで全景を望むことはかないませんでした。

精進湖の湖畔沿いの道は山梨に抜ける峠道に続いておりバイカーたちにも人気のツーリングコース。
景色の良い湖畔や、木々も迫り日陰も多くサイクリストにも気持ちよく走れる道が続きます。
道は再びR139へ戻り、次は西湖を目指します。

昼前に到着したのが西湖いやしの里根場。
もともとこの地にあった集落が、台風災害をきっかけに集落ごと移転することになり、その跡地に茅葺民家を復元したテーマパークです。
この辺りは、災害をきっかけに集落ごと移住するという話が他にもいくつかあるようです。
古き日本の農村の原風景がそこでみられます。
パークに隣接している山久さんのお庭で昼食休憩をすることに、それぞれとろろそばときのこそば。
どちらも具沢山の美味しいお蕎麦でした。

こちら本日、一番最初にはっきりと確認できた富士山。
この日は雲が出ることも多かったのですが、西湖にいるときは比較的晴れて富士山が見える機会がありました。

標高も高くて涼しい場所なのでコスモスも咲き始めています。
紅葉が始まってくるこれからの秋の季節もすごく良いみたいですよ。

西湖と青空。
空が高い。
西湖の南岸を河口湖方面に向けて走行します。
南岸沿いのルートは交通量も少なくてすごく走りやすいです。
最初は森林の中を走行し、後半は湖岸に沿いながらの走行になります。
今回のコースの中で一番のおすすめルートです。

ポタリング開始から3時間と少しで本日の折り返し地点、河口湖のマックスバリュに到着しました。
R139沿いにあって、朝の7:00から開いているとあって、キャンパーの買い出し客で賑わっているスーパーです。
今回は足りなくなった肉と野菜を少々買い足して帰路に向かいます。

帰路は精進湖をまわらないので距離は少し短いのだけれども今回のルートで一番の難所が待ち受けています。
河口湖と西湖を結ぶルートに存在するおよそ1kmのわたる登り坂です。
中でも中腹にある約50m左カーブの地点は13%の登り勾配に達する上に見通しが悪く路肩も狭まく、大型トラックなどが後ろからやってくると特に逃げる場所もなくて危険に感じる場所です。
最初は15km/hくらいのスピードで難なく登り始め、300mほど進むと、一段斜度がキツくなるここからギアを落として速度も10km/hほどに落として登ります。
時々、後ろの様子も伺いながらの登坂を継続し、最難関の左カーブでは6km/hほどまで速度を落として登っていきます。
電動アシスト自転車のモータアシストについて
電動アシスト自転車は、基本的にスピードが速くなるほどにアシスト力が弱くなっていき、24km/hを超えるとモーターのアシストは0になります。逆に捉えると、アシストの力は速度を落とすほどに強くなり、10km/h以下でアシスト力は最大化され、ペダルを漕ぐ力の2倍のアシスト力が出力されます。
斜度のキツい坂道などではギアを落としてスピードを抑えることによってアシストの力がより強く働き楽に登ることができます。
今回は特にサイクルコンピューターがあることで、実際に目でスピードの変化を確認しながら登ることができたのでアシストの力を体感することができました。
結果、今回の難所はサドルから立ち上がることもなく登り切ることができました。

難所を超えての再びの西湖。やはり西湖がお気に入りです。
今度は北岸を走る、途中いくつかの食事どころや喫茶店など点在しており、湖畔での休憩もよさそうです。

西湖はSUPやカヌーを楽しむ人が多い、レンタルも豊富にあるので手ぶらで来ても楽しめると思います。

本日の二つ目の目的“いずみの湯”に到着。昨晩は風呂ぬきだったので本当に楽しみにしていた場所です。
大きな湯船に癒されます。
ここいずみの湯の隣にはキャンプ場も併設しているので、次にこの辺りでキャンプするときはここが第一候補になると思います。

お風呂も入って西湖を離れる直前に寄ったのが西湖野鳥の森公園。
バードウォッチングができる望遠室などがある公園なのですが、なんといっても広い緑の芝が気持ちいい。
広い芝生の向こうにこの日一番の富士山が見えていました。

西湖を離れたらあとはひたすらにR139を走ります。
周辺に迂回路もないので交通量も多く渋滞しているポイントもいくつかあります。
路肩が狭い場所も多く、大型車両も走るので少しプレッシャーを感じて走りにくく感じる時もあります。

精進湖と西湖の間にあるのが幻の赤池です。
降雨などの関係で数年に一度現れる幻の池です。
当然、この日は池は存在しなかったですが、地面の色や草木の生え方でなんとなく池の形が確認できます。

本栖湖に帰ってきました。本栖湖は風が出るとウィンドサーフィンを楽しむ人々が多いです。
ちょうど、太陽の光が真正面の湖面に当たって綺麗でした。
まとめ
キャンプに来ると、キャンプ場での飲み食いのみで終わってしまうことも多いのだが、自転車などのアクティビティなどを取り入れるのも楽しいです。
特に富士五湖はそれぞれに特徴があってそれをめぐるのは面白いです。
山中湖までまわると100kmコースになってしまうので今回はチャレンジしなかったが、また次回に楽しんでみようと思います。
今回はかやっくんとのツーリングだったのでDE01とDE01Xの2台を用意して乗り比べをしてみました。
直進性はDE01Xの方が明らかによく走る自転車です。
ただ、自転車を漕いでみると、DE01は常にアシストしてくれる感じがあるものの、DE01Xはある程度ペダルに負荷がかからないとアシストがかからないような感覚でした。
好みもはっきり分かれて、普段からロードバイクに乗ったりするかやっくんはDE01Xのこいでいる感覚の方が好みで、そうではない私はDE01の方が乗りやすく感じました。
デイトナさんのスタッフに聞いても、前回のマイナーチェンジの際に走りたい人と街乗りしたい人をより意識して乗り味を変えているとのことなので、是非乗り比べて体感して欲しいと思います。

軽自動車のN-VANでも折りたたみのDE01なら自転車2台とキャンプ道具積んでお出かけできます。

湖上を自由に走るカヤックもおすすめです。
こちらも組み立て式や空気式などでコンパクトに収納できる船があるので普通に車に積んで運べます。
主に上半身を使うカヤック、下半身を使う自転車とバランスよく体を動かせるので相性もいいです。
結果として、全身で疲労を感じることにはなります。