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【アーサーのポタリングレポート】第5回:玉露の里 コスモスポタリング

10月も後半、朝夕は涼しいのに日中は夏日。そんなとある秋の日のポタリング。
今回は静岡県の藤枝市の玉露の里近くのコスモス畑へ、こんにちは“孤高のポタライダー”アーサーです。

コース概要
藤枝市の朝比奈川沿いにある道の駅、玉露の里から川沿いを上流方面に走り出す。
途中で山道に道を変えて富沢峠を目指します。
峠を下ったら今度は藁品川沿いを下流に向けて走ります。
やがて新東名と交差する地点まで下ってきたら、右折して新東名沿いに走行、途中に静岡SAなどを通り過ぎて、再び峠越え。
峠を下ると再び朝比奈地区に戻ってきてコスモス畑に到着の周遊コースです。

走行距離:28.6km
獲得高度:572m
所要時間:4時間(休憩含む)

午前10時半、玉露の里を出発、前回のポタリングよりも随分と涼しくなって走りやすそうです。
朝比奈川の上流に向かって川沿いにポタリング、道は山間部のよくある田舎道でのんびりとしばらくは平坦な道が続きます。

朝比奈は、京都の宇治、福岡の八女と並ぶ玉露の3大生産地の一つ。
玉露は栽培時によしず棚などに、コモや寒冷紗(かんれいしゃ)と呼ばれる布などで20日程度覆って、摘採した茶葉を煎茶と同様に製造した高級な緑茶です。
この時期の茶畑は摘採すでに終わっていて覆いもなく、茶葉も伸び放題の時期ですね。

朝比奈のあたりの茶畑は大きく広がっているわけではなく、山間部のそれほど日照が強くないであろう隙間に点在している感じです。
川向こうのアクセスしにくい場所とか、山の傾斜とかいかにも栽培が大変そうな場所ですが、玉露の栽培に適した場所を選んで手間暇かけて生産している様が伺えます。

平坦な道を随分と走ってきました。
今回いつもと変えたのが、カメラのレンズなのですが、いつもは24-105mmのズームレンズ、これつけておけば大抵の被写体はカバーできてしまうという便利レンズ。
でも、本日採用したのは24mmの単焦点レンズ。
個人的には広角単焦点が大好きです。
こんな抜けのある風景写真なんかは綺麗に描写してくれます。

5kmも走行すると、道は段々と登り基調に。
2~4%くらいの緩い登り坂がずっと続いていきますがこの辺りはアシストのおかげで難なく走行できます。
そして、朝比奈川を逸れると一気に峠越えの山道へ。10%オーバーの坂道に変わります。
こんな山間部にも茶畑が所々に点在してます。

斜度はますますキツくなり、15%くらいの傾斜も出てきたりでペースがかなり落ちました。
流石に距離が長いとキツくなってきますが、道は林の中を受けるようになり、涼しくていい感じです。

登り続けること30分、本日の最高到達点、富沢峠に辿り着きました。
小さな社のようなものと、峠道の開通の記念碑が立っております。

登れば次は下り。ラクチンと思っていた下りが大変でした。山道の下りはほんとにみなさん気をつけてくださいね。
斜度もカーブもきついし、道の舗装状態も所々悪い。山側から雨で流れ出た土砂が広がっていたりするとほんとに滑ります。
一気に峠道を下ってバスも走る綺麗な道に戻ってきました。富沢(とんざわ)と読むことをここで初めて知りました。

富沢峠を超えて、今度は藁科川を下流に並行して走ります。
藁科川は、安倍川につながる河川ですね。玉露ではないですけど、この辺りもお茶畑や、製茶工場が点在しています。
森田製茶さんが営む茶の芽というカフェで休憩させていただきました。

カフェメニューはお茶ラテなどのカジュアルなものもありますが、ここは“伝説セット”というなんだかスペシャルそうなメニューを注文。
このお茶何が伝説なのかは、お店のスタッフがお茶を入れている間にちゃんと説明していただけました。

なんでも鎌倉時代の僧侶で“聖一国師”という方がおりまして、この方、京都の東福寺を建立したでとっても偉いお方。
その聖一国師が生まれたのがここ藁科で、彼の生家がそこにある。
彼が宋に渡って修行した折に一緒に持ち帰ってきたお茶の種、これを故郷に蒔いたのが静岡茶の始まりだという。
そんな静岡茶の始祖ともいうべき、生家の茶畑を手入れして育てたお茶が2014年の世界緑茶コンテストで最高金賞を受賞したそうで。
伝説セットのお茶は最高金賞を受賞しており生産量も少なく、手揉みの100g / 7000円もする高級茶だそうです。

伝説セットは聖一国師の貴重な緑茶と、お団子・季節の練り切りが楽しめるセット。
60度前後のお湯で抽出した最初の一杯は、とろみがあるといいますか、茶葉の旨みが色々と楽しめる一杯です。
2杯目以降は普通に入れてお楽しみくださいとのことでした、キリッとした渋みもあって普段から飲み慣れているお茶のように楽しめますね。
お茶菓子と合わせて美味しく頂かせていただきました。

茶の芽を後にして、新東名まで下ってきました。
藁科川にかかる橋。上にあるのが新東名です。

同じ地点から今度は横を向いての撮影。
距離のない歩道上で自転車を配置しての風景画を撮影した広角ならではの構図ですね。
この後、新東名沿いに走り、静岡SAの脇を通り抜け、野田沢峠を超えていきます。
本日、2つ目の峠でしたが富沢峠と比べると距離が短い分、随分と楽に感じられました。

峠を下ってようやく辿り着きましたコスモス畑。
知っている人はお分かりでしょうが、今回訪れたコスモス畑スタートの玉露の里のすぐ目と鼻の先の場所にあるもの。
コスモス見るために2つの峠を越えて30km近く走ってやってきたわけです。

ある程度、自由に畑の中に分け入っても大丈夫なようで、こんな構図の花の根元の方から空を見上げる形の写真なんかも撮りたい放題です。

コスモスって背丈の割に茎が細いので、少しの風で割とゆらゆらと揺れるんですよね。
単焦点で明るいレンズなので、絞りを開放気味でシャッタースピードを確保しつつボケ味も出してって感じで撮れます。
空とのコントラストと相まっていい雰囲気。

まとめ

コスモスを見に行くために遠回りしたポタリングでしたが、そのために峠を2つ越えることに。
峠越えは程よい爽快感があって良かったでしたが、道のりのほとんどが、ペダルを踏み続ける登り坂か、ペダルを漕ぐ必要もない下り坂に。
登りは漕ぐことに夢中になり、下りはブレーキコントロールに集中したりで、写真を撮るって観点から見ると進むことばかりで撮れ高があまりないって感じになりがちです。
坂道は電動アシスト自転車の本領が発揮されるのですが、全体のバランスを考えながら程よく坂道があるようなコース設定ができる方が楽しめそうです。
でも最初の峠越えの後のお茶とお団子がすごく美味しくてよかった。コーヒーと違ってなかなかちゃんとお茶を飲むってこともないと思いますのでおすすめですよ。
最後のコスモス畑はよかったですね。本日のご褒美といった感じでした。
天気も良かったので、広角レンズと相まって綺麗な抜け感のある写真が多く撮れました。
写真はシャドウをブルー系にハイライトと中間色をオレンジやイエロー系の暖色に寄せてみました。

今回の旅のお立ち寄りスポット

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