サイクリストの聖地、2日間のしまなみライド
こんにちは!“孤高のポタライダー”アーサーです。
サイクリストなら一度は走ってみたい“しまなみ街道”!
数年前ですが、デイトナのスタッフも何人かで、“ミニベロツーリングフェスinしまなみ海道”に参加しました。
寒くなってきてポタリングもそこそこに、当時のデータを掘り返していたら懐かしくなってきたので遅ればせながら当時の様子を振り返りレポートします。
コース概要
しまなみライドDAY1
愛媛県今治市の糸山公園をスタートし広島方面にしまなみ海道を進む、島々を回りながら生口島を目指す約39kmの one way ride
糸山公園をスタートし来島海峡大橋を渡り、大島に入る。
来島海峡大橋展望所を経て、石・今昔ギャラリーに向かう。
伯方・大島大橋を渡り、伯方島へ。
伯方ビーチで休憩後、大三島橋を渡り、大三島へ。
大三島のサイクリストの聖地 記念碑の前で記念撮影。
多々羅大橋を渡り、生口島へ。
瀬戸田サンセットビーチまで走り、この日のライドは終了。
走行距離:39km
獲得高度:348m
所要時間:6時間(休憩含む)
しまなみ街道とは
しまなみ海道は、日本の広島県と愛媛県を結ぶ美しい観光道路です。この道路は、瀬戸内海の青い海に浮かぶ小さな島々を繋ぎ、風光明媚な景色を楽しむことができます。自転車や車での移動が可能で、海風を感じながら島々を巡ることができます。また、しまなみ海道にはサイクリングロードや展望ポイントなども設置されており、美しい自然環境や歴史的な名所を巡ることができます。地元の食材を使った新鮮な海産物も楽しめるため、観光とグルメを同時に楽しむことができます。しまなみ海道は、自然の美しさと豊かな観光スポットが融合した魅力的な場所であり、日本を代表する観光地の一つとして人気を集めています。
海の難所“来島海峡”を渡る
スタートは愛媛県今治市にある糸山公園、来島海峡大橋の袂にあり、ここからサイクリングロードに入り来島海峡大橋を渡ります。
来島海峡大橋はしまなみ海道の中でも最長の4105mで3つの巨大な橋梁で構成された3連の吊り橋です。
橋の途中では休憩スペースが設けられており、自転車を降りて瀬戸内海の青い海と美しい島々の景色をゆっくりと一望することができます。
橋の下の海峡は難所として知られる航路になっており、大型のコンテナ船などが行き交う様子なども眺めることができます。
来島海峡大橋で渡り大島にはいり、しばらくは海沿いを走行します。
来島海峡大橋展望所からは先ほど渡ってきた来島海峡大橋を一望することができます。
目に飛び込んでくる景色がどれもこれもスケール感が大きくてこれだけでも、来てよかったと感じさせられますよ。
サイクリスト聖地の碑?
大島ではその後、島中央部の道を走り“石・今昔ギャラリー”という場所で休憩をしました。
石・ギャラリーとあるだけに、敷地内に石のオブジェなどがゴロゴロしております。
スタッフの方も出てきて歓待してくれました。主催の方も「サイクリストの聖地が云々」と説明をしているようでした。
ここまで少し上り坂が続いていたので、休憩するにはすごく良い場所だったのですが、この時はなんでこんな場所で休憩したのだろうか?でした。
その後、は・か・た・の塩!で有名な伯方島に渡ります。(でも実はこの時までずっと博多だと思っていたのはご愛嬌です。)
ここでは、ズバリ“伯方の塩ソフト”をいただきましたよ。塩がほんのり効いていると甘さが引き立つんですよね。
汗で失われたミネラルも補給できます。
伯方のビーチに別れを告げ、巨大な船を建造中の造船所脇を通り過ぎ、大三島に入ります。
大三島では多々羅しまなみ公園という道の駅で休憩しました。ここにあるのが“サイクリストの聖地 記念碑”です!
サイクリストの方々がご自慢の自転車と一緒に撮影に励んでおられます。
そしてこの記念碑を作成したのが“石・今昔ギャラリー”さん。
繋がりました。腑に落ちました。説明はちゃんと聞いておくものです。
レモンの島“生口島”へ
多々羅大橋を渡ると、本日のゴール生口島へ。
ここは国産レモン発祥の地でして、多々羅大橋を降りて左右に広がるはレモン畑。
島の中を走っているとレモンのオブジェやレモンの黄色を目にします。
そして、本日のゴール瀬戸田サンセットビーチ。
その名の通り、西側に開けたビーチで綺麗な夕焼けが望めるはずです。
あいにく、この日の到着はまだ昼過ぎ、季節も5月で夕暮れまでにはまだまだ時間があるみたい。
実は今回のイベントは、デイトナの他にもミニベロを製造している各メーカさんたちも協賛していて、今日明日と2日間に渡ってここ瀬戸田サンセットビーチで自転車の展示・試乗会が行われていました。
イベントには地元の警察官も勤務中に使用しているミニベロ持参で来られておりました。
しまなみライドDAY2
コース概要
宿泊先となった旅館つつ井からスタート。
時計の逆回りに生口島の外周をぐるっと周る周回コース。
海岸沿いに走るので道はほぼフラットだが、外周36kmと意外に大きい生口島。
走行距離:36km
獲得高度:フラット
所要時間:4時間(休憩含む)
生口島の周回ライド
おはようございます。しまなみライドDAY2、本日も朝から走ります。
昨晩は、本当に美味しいご飯をありがとう。お魚とかほんとに美味でした。また来たい旅館つつ井。
朝食もいただいて元気に出発です。
本日は生口島を1周ぐるりと周ります。
反時計回りなので、昨日も楽しんだ、瀬戸田サンセットビーチやレモン畑を通り過ぎて行きます。
瀬戸内に浮かぶ、しまなみ街道の途中の島“生口島”。それでも外周は36kmもあり、しまなみ街道を走り抜けるのもいいですが一つ一つの島をじっくりと巡るのも、それぞれ島の個性が発見できて面白いです。
島ごと美術館 生口島
生口島を走ると不思議なオブジェを目にすることがあります。
1989年から開催された世界一小さなアートプロジェクト「瀬戸田ビエンナーレ」によって、島内の17箇所に現代アートが設置されました。
いずれもアートを瀬戸内海の自然と風景に溶け込ませるように設置されていてそれだけで映えるスポットです。
島の外周を走り島の南側、旧南小学校跡地の近くにあるのがベルベデールせとだです。
海に浮かぶようにある、巨大な鉄製のオブジェです。
人が上がることも可能で、干潮時であれば、自転車を担いで上がることもできます。
柑橘を冷たく味わう
広島では瀬戸内の温暖な気候を利用して柑橘類の生産が盛んで、道の駅などで様々な柑橘類が売られています。
なかでも生口島はレモンの一大産地でもあります。
そんな柑橘類などを今すぐに、お手軽に味わえるのが“ドルチェ瀬戸田本店”
地元で作られる素材をふんだんに使ったジェラートが味わえます。
レモンのシャーベットはほどよい酸味があり、爽やかにサイクリングの疲労をやしてくれます。
この他にも先述のアートスポットを巡りながらのんびりと周回が楽しめる生口島でした。
まとめ
いかがでしたか?1日目は今治からの島渡り。
ダイナミックな自然の風景の中を走るというだけで爽快な気分になります。
自動車専用道路に併設されるサイクリングロードは海峡を越えるたびに数十メートルの高さまで登り降りする必要がありますが、アシスト自転車であれば気にするほどの傾斜ではありませんでした。
2日目はのんびりレモンの島でアート巡りでした。
しまなみ街道は尾道~今治で約70kmもあり、行ったら当然戻る必要もあるので、1日で往復するのは本格的なロードバイクを楽しむ方に限られてきます。
道中にはいくらでも魅力的なお立ち寄りスポットがあるので、ただ駆け抜けるだけではもったいない!
しまなみ街道にはサイクリングの聖地と呼ばれるだけあって、サイクリングに関するサービスが豊富にあります。
輪行や自転車の配送、荷物の配送などの配送サービスや各島々で乗り捨てOKなレンタサイクルなど、手ぶらで行っても気軽に楽しめます。
こういったサービスを組み合わせながら、数日や数回に分けて何度でも楽しめるのがしまなみ海道の魅力ではないでしょうか?