寒い日が続きますね。毎日、天気予報をチェックしながら暖かめなポタリング日和を狙っております。
こんにちは“孤高のポタライダー”アーサーです。
ほんとに寒いのでポタリングの服装にも気を使います。
服装もそうですが、皆さんポタリング前には自転車にも気配りしましょう。
ということで、前回のメンテナンス記事に続いて、今回はポタリング(サイクリング)する前にチェックして欲しい4つのことを前回に引き続きデイトナの自転車スタッフSさんに聞いてきましたので一緒に確認していきましょう!
ポタリングの前に確認して欲しいことは4つは以下の通り
- タイヤの空気圧
- ブレーキの確認
- 変速機の動作
- バッテリーの残量とアシストの動き
順番に説明してまいります。
タイヤの空気圧をチェック
自転車のタイヤの空気圧は、乗り心地や走行性能に影響を与える重要な要素です。
タイヤの空気圧が低いことによって、荷重によるタイヤの変形が大きくなり転がり抵抗が大きくなり、ペダリングにより力が必要になり同じ距離を走行しても疲労感が増す可能性があります。またカーブなどでのハンドリングを行う際に安定性が低下することが考えられます。
一方、高すぎても弊害はあって、空気圧を高くしてタイヤを硬くすることで、道路の凸凹などを走行した振動が直に伝わり、乗り心地に置く影響があります。タイヤの設置面積も小さくなるのでグリップ力の低下による、スリップ事故などの危険性が増加します。
また、空気圧が低すぎても高すぎてもそれぞれにパンクのリスクが増加したり、タイヤの寿命を短くしたりします。
適切な空気圧を保つことで、快適な乗り心地を得ることができ、また事故やパンクなどのリスクを軽減することができる大切な要素となります。では適切な空気圧とはどれくらいなのかと疑問が出てくると思いますが、自転車に取り付けられているタイヤによって適切な空気圧は違っていて、適切なタイヤの空気圧はそれぞれのタイヤの側面に記載があります。
DE01のタイヤの側面には「MIN.40 – MAX.65 P.S.I. (2.8 – 4.6kgf/cm2 280 – 460KPa)」と記載があります
空気圧に関しては使用される単位などが複数あって少々複雑な世界ではあるのですが、最初に「MIN.40 – MAX.65 P.S.I.」の部分についてご説明します。
最小空気圧(MIN)が40、最大空気圧(MAX)が65で単位がPSIとなります。
40~65PSIの間の空気圧が適正な空気圧ということになります。
次に「2.8 – 4.6kgf/cm2 280 – 460KPa」の部分です。
こちらは最小空気圧が2.8kgf/cm2または280KPa、最大空気圧が4.6kgf/cm2または460KPaという説明になります。
(1kgf/cm2=100KPa)
DE01のタイヤにはPSIとKPAとkgf/cm2という空気圧に使われる3つの単位での適正空気圧の記載があるわけです。
次に空気入れの方を確認してみましょう。
外側と内側に2つのメモリがあり、それぞれBARとPSIと表記があるのがお分かりでしょうか?こちらも空気圧で使われるBARとPSIの二つの記載があることがわかります。
今回のケースではタイヤと空気入れの共通の値であるPSIのメモリを確認しながら、最大空気圧の65PSIまで空気を入れました。
タイヤ側、空気入れ側で表示の単位が違う場合もありますので、その場合は単位を変換しながら、適正な空気圧を確認して空気を入れる必要があります。
ブレーキの確認
ブレーキの確認は簡単です。まずはブレーキのレバーを握ってみて、キャリパーと呼ばれる、自転車のタイヤ近辺に取り付けられている器具が稼働するか確認してみてください。
ブレーキレバーを握ると、自転車のホイール部分を挟み込むように器具が動いてブレーキがかかる仕組みになっているのがお分かりいただけると思います。
実際に、前後のタイヤを浮かせて、タイヤを回している状態から、ブレーキの握り込みによりタイヤが停止することを確認したり、少し周辺を試乗してブレーキが適度にかかることをご確認ください。
変速機の動きがスムーズか?
次に変速機とディレイラーの動きについても確認してみましょう。ハンドルの手元にある変速機レバーを動かすと、ワイヤーで繋がった先にあるディレイラーが稼働して、チェーンが巻き付いているギアが変更されます。(この動作は実際にタイヤが回転している必要があるので、後輪を持ち上げて浮かせておく必要があります。)
変速機の動きは変速機とディレイラーを結ぶワイヤー、この長さがポイントになります。
短すぎると、変速機の動きが硬くなり、変速機のレバーがうまく動かせなくなります。逆にワイヤーを長くするとディレイラー側の動きが緩くなり、一段飛ばしてギアが変わってしまうなどの状況が起こります。どちらも、適切な変則ができなくなるわけです。
上記のような不具合を感じたら、ワイヤーの長さを調整する必要があるわけですが、簡単に修正することができます。
変速機側、ディレイラー側の両方のワイヤーとの接合部に黒いプラスチック製のグリップがあるのがわかりますでしょうか?
これを回すことによってワイヤーの長さを調節します。
ワイヤーの端に向かって握った時に右回りに回すとワイヤーが締まり、左回りに回すとワイヤーが緩みます。
数回捻っては動きを確認してみて、適正な動きになるように調整してみてください。
バッテリーの残量チェック
そして最後にもう一つ重要なチェック。
バッテリーは充電してありますか?
デイトナのポタリングバイクDE01はバッテリーなしでも走行可能ですが、
やはり途中でバッテリーが切れた時に感じるペダルの重みはサポート有りのバッテリー稼働時と比べると非常に重く感じてしまいます。
快適なポタリングを継続するためにもバッテリーの残量は走行前にご確認ください。
また、走行してみてモーターのアシストが効いているかもご確認ください。
まとめ
以上、4点チェック、いかがでしたでしょうか?
毎回確認するのも大変だったりするかもしれませんが、中でもタイヤとブレーキの故障は重大な事故にも繋がりかねません。
正常な状態を知っておくことは大事なことでもあり、常日頃から気にしていることで些細な不調に対して違和感を感じられるようにもなったりします。
自分の身を守るため、気にかけてチェックするようにしましょう。