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【ぶっち〜の北陸ゆるポタ紀行】第1回:金沢まったりポタリング編

こんにちは!奈良から金沢へ移住して3年目を迎える”ぶっち〜”です。この度、Daytona Mobilityのアンバサダーとして、北陸の風情をたっぷりとお届けすることになりました。
金沢をはじめ、石川、富山、福井の美しさを、まったりゆるポタで紹介していきたいと思います。

今回は、「金沢まったりポタリング編」と題して、美味しいものを味わいながら、金沢の魅力をゆるりと有名スポットを巡るコースです。

コース概要
名称:金沢まったりポタリング
走行距離 15.3km
所要時間 約4〜5時間(休憩含む)
最大標高 71m

自転車Navitimeより

走行距離約15.3kmで普通に走れば1時間程度で回れますが、金沢の代表スポットをゆっくりまったり味わえるコースなので、気になるお店や風景に出会ったら思い切って足を止め、ゆっくり時間を過ごすのがお勧め。

金沢駅鼓門を背に、いざスタート!!

金沢駅鼓門

ギヤマンが映える神門「尾山神社」

最初に向かったのは、和漢洋の三つの建築様式が融合した全国的にも珍しい「尾山神社」。神門の美しさは言葉に尽くせないものがあり、最上階にはめ込まれたギヤマンが良い雰囲気を出しています。ギヤマンとは江戸時代から明治時代初めにかけて用いられたヨーロッパ製のカットガラス製品を意味する外来語。鳥居の向こう側にモダン建築物が配置されていて他では見れない風景。ちなみに第三層目に設置された避雷針は日本最古のものだそうです。

昔ながらの土塀や石畳が残る武家屋敷跡

次に向かったのは武家屋敷跡。この地区は金沢の伝統と歴史が色濃く残る場所で武家屋敷が今もその雰囲気を醸し出しています。武家屋敷の周りにあるのが用水路。金沢の用水は他の都市と比べものにならないくらい数が多く、1590年頃に作られた大野庄用水をはじめ、この地域には数多くの用水路があり、趣のある景観が維持されているエリア。この辺りをぶらりゆるりと巡るのもなかなか良いです。

金澤ちとせ珈琲とチョコレート羊羹

”武家屋敷跡 野村家”横の”茶菓工房たろう”の奥にある”甘味処たろう”で小休憩。”抹茶と和菓子”の組み合わせに惹かれながらも、チョコレート羊羹が気になってコーヒーとのセットをいただきました。陽の差し込む中庭を見ながらまったり過ごした時間は最高でした。

賞味期限6分のモナカ

次に向かったのが”にし茶屋街”。金沢に足を踏み入れたらぜひ訪れてほしいのが三大茶屋街(ひがし茶屋街・主計町茶屋街・にし茶屋街)。にし茶屋街は駐輪所が完備されいるのでまずは自転車を停めて、出格子が美しい茶屋建築の数々を見ながらまったり散策。石畳の道を歩いていると”賞味期限6分モナカ”の看板が気になり引き込まれるように店の中へ。気がついたら”塩豆あんマスカルポーネ”をテイクアウト。
さっき食べたばかりと思いながらも、パリパリのもなかと甘じょっぱさに賞味期限6分の幸せを感じた次第です。

現代アート美術館「金沢21世紀美術館」

犀川大橋から香林坊へつながる数多くの飲食店が集中する繁華街「片町」を抜けて、金沢21世紀美術館に向かいます。金沢21世紀美術館は誰もがいつでも立ち寄ることができ、様々な出会いの場となることを目指した現代アート美術館。レアンドロ・エルリッヒ作の《スイミング・プール》(通称:レアンドロのプール)は有名で、美術館の周りには楽しめるアートがたくさんあるのでおすすめ。

レトロモダンな近代建築”石川県立歴史博物館・国立工芸館”

次に向かうのは石川県立歴史博物館・国立工芸館。今回のコースの中で一番高低差のある坂を一気に駆け上がります。DE01の電動アシストなら全然問題なくスイスイと進むのでらくらく。坂を登り切り右手側に見えてくるレトロモダンな近代建築が”石川県立歴史博物館・国立工芸館”。石川県立歴史博物館はいしかわ赤レンガミュージアムとも呼ばれ映えスポットの一つ。

ちなみに国立工芸館の前にはポケモンの絵が描かれたマンホール蓋『ポケふた』があるのでぜひチェックしてみてください。

円形劇場のような大閲覧空間”石川県立図書館”

少し離れた場所にあるのですが石川県立図書館へ。なぜ図書館?と思われるかもしれないですが、2022年に新しく生まれ変わり洗練されたデザインなので県外からも訪れるスポットの一つ。吹き抜け空間をゆっくり味わえる「ブリッジ」から館内を一望できるスペースや個性的なイスが100種類以上約500席あるのも特徴。でもこの日は休館日(月曜日定休)ということで中に入れず残念。

兼六園・金沢城公園より焼き団子

次に向かったのが兼六園・金沢城公園。兼六園といえば二本脚の徽軫灯籠(ことじとうろう)が有名ですが、もう一つ忘れずに見て欲しいのが噴水。文久元年(1861年)に造られた日本最古と言われる噴水。噴水より高い位置にある霞ヶ池を水源とし、池の水面との高低差を利用した自然の水圧で吹き上がっています。江戸時代の技術レベルの高さに驚かされます。桂坂口から兼六園に入ろうと思ったけど、かなり混んでいたので茶店通りを散策。

隈研吾氏に空間設計された”見城亭”が有名なんですが、そこから少し先に歩いていくと自分で団子を焼きながらお茶を飲める店を発見。おしゃれな店内に九谷東山窯ギャラリー併設されているカフェ”陶芸喫茶 東山”。加賀棒茶と焼き団子のセットで、自分で団子を焼きながら、まったりほっこりした時間を満喫。休憩ばかりで時間が押してきたので兼六園・金沢城公園は今回はスキップ。

料理屋や茶屋が立ち並ぶ”主計町茶屋街”

金沢三大茶屋街の残り二つの「主計町(かずえまち)茶屋街・ひがし茶屋街」へ向かいます。浅野川沿いに昔ながらの風情ある料理屋や茶屋が立ち並ぶのが”主計町茶屋街”。中の橋の橋上から浅野川大橋を望めば良い風景が撮れるのでぜひ。

金澤人気スポット”ひがし茶屋街”

”ひがし茶屋街”は金沢文化を代表する茶屋街のひとつ。和の趣を感じるフォトジェニックな写真を撮影するには最適なスポット。いつもなら中央にDE01を置いて撮影するけど今日は混雑しているので横に寄せて控えめにパシャリ。混雑するぐらい観光客の方が増えて金沢に賑わいが戻ってきたんだなと実感し嬉しくなります。

金沢市民の台所”おみちょ”で回転寿司

最後のスポットは、金沢の食文化を支える『市民の台所』として親しまれている”近江町市場”。アーケードに鮮魚、野菜、果物等の専門店や飲食店、約170の店が軒を連ねています。近江町市場と言えば海鮮丼というくらいお店が多いのですが、あえてここでは回転寿司を選択。金沢の回転寿司は全国トップレベルのクオリティ。”金沢まいもん寿司”や”すし食いねぇ!”や”もりもり寿し”は金沢市民のおすすめ。今回は近江町市場にある回転寿司”もりもり寿司”でおまかせ握りセット(味噌汁付き)”をいただきました。美味い!!今日一日走ったかいあったな〜と至福の時を過ごしました。ちなみに近江町市場の”もりもり寿司”はクレジット・QR決済は不可なのでご注意を。

この後、近江町市場をぐるりと回ってゴールの金沢駅と向かいました。

金沢まったりポタリングを振り返って

”金沢まったりポタリング”いかがでしたでしょうか。今回は有名なスポットを中心にまわってみました。
今回のコース上で紹介していない場所もいっぱいあるので、気に入った場所があればいつでも足を止めたり、脇道にそれるのも良いかと思います。
それから金沢の天気は一年を通して雨も多く急に変化することが多いので、雨具を必ずバッグに忍ばせるのをおすすめします。

次回は金沢市街から少し足を伸ばした場所もポタってみたいと思います。

今回のお立ち寄りスポット

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