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【コハルのゆるポタ!】第2回:春風に乗って、桜散る公園へポタリング

こんにちは。浜松Uターン移住4年目のコハルです。

朝、洗濯物を干していても、手が凍らない季節になりましたね。
春の日差しを浴びて、出不精な私も、うっかり出掛けてみたくなってしまいました。

今回のポタリングマガジンでは、パッと思いついた勢いのまま、午前中にちょこっと外の空気を楽しんできた、そんな半日の様子をお届けします。

コース概要
今回も、静岡県浜松市浜名区(旧浜北区)のプレ葉ウォーク浜北からスタート。
広くて走りやすい道を中心に、美薗中央公園を目指した。

総走行距離:4.7km
所要時間:2時間02分(休憩含む)
高低差:+10m / -11m

Ride with GPSより

「明日起きたら、ポタリングに行こう」

明日の朝起きて晴れていたら、ポタリングに行こうと寝る前にポンと思い立った。先週末満開だった桜は、散ってしまっただろうか。まだ残っていれば、相棒と写真を撮りたいな。そんな思いを膨らませながら、眠りについた。

ーーー

目が覚めたらもう9時だった。そういえば何度もアラームを止めたような気もする。自分に呆れながらも、朝昼兼用ごはんをお外で食べたら美味しいかもなと思い、やっぱり出かけることにする。そうだ、今日は水筒を持っていこう。10秒チャージして、家を出た。

DE01の組み立てにも慣れてきた。完成した状態を見慣れたからだろうか。1,2,3,4,5と呟きながら組み立てていく。1分ほどで組み立て終わって、ちょっぴり誇らしい気持ちになる。

今日も、ギアは真ん中より一段階重いところで落ち着いた。軽すぎるギアだと漕いでいる感じがしない。運動不足の自覚があるから、ちょっとくらい「運動してる感」も味わいたいのだ。先月のポタリングでは顔や手に当たる風が冷たかったが、今日の風は心地良くふわふわしている。

そういえば、DE01で車道を走るのにも慣れてきた。車に迷惑かなぁと思いながらそろりそろり走るより、流れに沿ってグイグイ走っている方が良さそうだ。

途中、店の外まで行列ができている和菓子屋さんを見かけた。立ち寄るか迷ったけれど、まだ桜が咲いているかどうか早く確かめたくて、帰り道に寄ることにする。
途中のコンビニでおにぎりを買って、準備万端だ。

美薗中央公園に到着

まだ散ってませんようにと祈りながらついた美薗中央公園は、見事なまでに緑一色だった。
先週まで桜祭りをしていたそうだが、この中のどれが桜の木だったのかもわからない。ほんのりがっかりする。

相棒に満開の桜を見せてあげたかったな。
いつの間にか、DE01を擬人化し始めていた。「すまんな」「ま、来年があるさ」と私よりずっとポジティブな相棒とテレパシーする。

お花見は諦めて、せめて新緑のなか美味しくおにぎりを食べようと園内を散策する。食い意地の張った人間は、美味しい食べ物を美味しく食べる隙は逃さないのだ。
自転車を手で押しながら広い園内を進んでいると、シャララ……と水の音が聞こえてきた。「せせらぎ広場」という看板が見えた。いかにもピクニックっぽい名前でにんまりする。

いいな、ここにしよう。

せせらぎ広場の中を進んでいくと、背の低い木にピンク色の花がついていた。
この花も、どうやら桜らしい。「おしどりざくら」と書かれている。有名なソメイヨシノと比べ、2m程度の高さでも花が咲き、花自体も小ぶりなのが、
おしどりざくらを含む、豆桜の特徴だそうだ。(正直なところ、花にはあまり詳しくないので、気になった方はぜひ調べてみてください)

夢見ていた満開の桜と相棒のツーショットは叶わなかったけれど、この組み合わせも素敵だな、とパシャリ。

おしどりざくらの木のそばで、ちょうど良い東屋を見つけたので、カッコよくDE01の写真を撮る。
これが案外、むつかしい。他の方のポタリングマガジンを読みながら、ああでもないこうでもないと角度を変えて何枚も撮り直した。

さてさて、ついにやってきました、お弁当の時間。買ってきた梅おにぎりとたらこおにぎりを頬張る。
風が当たって心地良いなぁなんて考えていたら、あっという間に口の中に吸い込んでしまった。

もう少し味わって食べれば良かったと食べ終わってから後悔するのも、いつものことだ。

少し脱線:初心者と小心者は相性が悪い話

おにぎりの後は至上のティータイムをするつもり……だったけれど、美味しくお茶を飲むための実験が失敗してしまい、当てが外れてしまった。

魔法瓶にお茶を淹れてしばらくすると、どうしてだか味が変わってしまう。原因はお茶の酸化かもしれないと、試しにお湯とティーバッグで別々に持ってきてみていた。お茶を淹れてから時間が経ってしまうせいならこれで防げるはず……だったが、残念ながらいつもの微妙な味になってしまっていた。なぜだ。東屋を見上げてぐるぐる考える。
水筒に残ったコーヒーやチャイ、お茶の茶渋が原因なのか。水筒の素材のせいなのか。飲み口のせいなのか。
謎は深まるばかりだ。温かいお茶が美味しい季節もそろそろおしまいだ……。

今年の秋までに、外で美味しくお茶を飲む方法を発見したい。ポタリングとティータイムを一緒に楽しむのが野望に加わった。

パンパンになったお腹をかかえて、くまのプーさんとクリストファー・ロビンみたいに、東屋でなんにもしない時間を楽しもうとしたけれど、なんだか落ち着かない。
ぼんやり、にも慣れが必要なのかな。目を閉じても、防犯(と、残してきた仕事)が気になってしまう。

そう、実は小心者のコハルは盗難が怖くて、納車から2ヶ月経った今も店内から駐輪スペースが見られるお店にしか行けてないのである。
読者の皆さんに浜松の誇る観光スポット「うなぎパイ工場」にお連れしたいのだが、果たしていつになるのやら。

行列のできていた和菓子屋「豊月堂」へ

帰り道、気になっていた和菓子屋さん「豊月堂」に立ち寄った。淡黄色で可愛らしく、上品な見た目のお店だ。

近づいてみると「柏もち売切れました」と書かれた看板が2つ。開店から2時間で売り切れ……?!どれだけ美味しいのだろうと俄然、興味が湧いてくる。

きっと他の和菓子も美味しいに違いないと、わくわくしながら中に入る。店内は人が3人入ればいっぱいになってしまいそうなほどこじんまりしている。

ふかふかのどら焼きを2つ買いながら、にこやかな店員さんに柏もちの人気ぶりについて聞いてみた。このお店、豊月堂では通年で柏餅を置いているが、3〜5月だけ、よもぎ味と、もろこし味も店頭に並ぶそうだ。毎日手作りしているため、大量に準備することも、予約することもできないのよ、と話してくれた。夏には店内でかき氷も食べられるという。

浜松にはこうした「これ以上人気になったら困るからか、みんなが心の中でこっそり推しているお店」がたくさんある。
地元民の行列を見かけたら、雑誌やテレビ、SNSで紹介されていないお店でも立ち寄ってみると良いみたい。街中を気ままにぶらり旅できるポタリングと相性バッチリだ。

サクッと家に着いた。まだ13時なのに、充実感に溢れている。早朝ランニングしている人たちは、こんな清々しさを毎日味わっているんだろうか。少しだけ、羨ましい気がする。

DE01と出会って、これまでなら「いつか行こう」と思っていたことが、「今日行ってみるか」に変わってきた。
この調子なら、豊月堂の柏もちを食べられる日も近いだろう。次回への楽しみを仕込みながら、1,2……と呟きながらDE01を折りたたんだ。

春風に乗って、桜散る公園へポタリングまとめ

家から数キロ先の広い公園は、わざわざ車で行くのも面倒だし、歩いて行くには遠すぎる。
美薗中央公園が桜で有名なことは知っていたけれど、なんだかんだと理由をつけて、一度も訪れたことはなかった。

行ってみたら案外近くて、これから季節の変化を楽しみに通いたい場所になった。コンビニに行くくらいの気持ちで、気軽に行ける場所が増えて嬉しい。

今回の1番の学びは「気になったらすぐ立ち寄る」!初心に帰り、風の吹くまま気の向くまま、心のままに楽しむことにしょう。

今回のお立ち寄りスポット

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