ポタリングとは、サイクリングの一種で、特に目的を定めず自転車でのんびりと走ることです。サイクリングの中でも、ロングライドやロードレース等と違い、距離やスピードを競うことなく自分のペースで好きに走れます。
そんなポタリングの魅力は、気軽に都心や地元を新たな視点で楽しめるところです。例えば、美味しいカフェに寄ったり、風景を撮影したりと、自分だけの特別な時間を過ごせます。
このように、ポタリングは気軽に始められ、楽しみ方も無限にあるため、幅広い方におすすめの活動です。
当記事では、ポタリングを楽しむための基礎知識や持ち物、おすすめ自転車を紹介します。あなたの生活を充実させる趣味を見つけたい方は、ぜひご覧ください。
ポタリングとは?自転車でぶらぶらと街中を走ること

ポタリングとは、自転車などの小型の乗り物を使って、特に目的地を定めずのんびりと走ることを指します。ぶらつく/ぶらぶらするを意味する「Potter」が語源で、散歩をする感覚で走行を楽しめるのが特徴です。
ポタリングは気軽かつ自分のペースで活動ができるため、以下のように幅広い意図で楽しまれています。
- 忙しさを忘れてリラックスしたい
- 自然や風景を楽しみたい
- 気軽に運動がしたい
- コミュニケーションを楽しみたい
- 地域の観光地や穴場スポットを巡りたい
- 写真やおしゃれ等の趣味を充実させたい
ポタリングとサイクリングの違い
ポタリングはサイクリングの一種です。本来サイクリングとは、長距離走行のロングライドや高速走行のファストランをはじめ、自転車に乗って行う活動全般を指します。ポタリングは、そんなサイクリングの一種であり、中でも気軽さや快適さ等が注目される活動です。
ロングライド等の一般的なサイクリングと、ポタリングの違いは、主に3つあります。
- 走行距離やスピード
- 着用される服装
- 必要な荷物
まず、ポタリングには距離や時間などに決まった制限や競技的な要素がありません。スポーツ要素が強いサイクリングと違い、リラックスして心地よい速度で、気の向くままに探索を楽しむことが大切です。
また、ポタリングは服装にも決まりはなく、最低限の安全さえ確保できれば、その他の特別なウェアは必須ではありません。ロングスカート等のチェーンやタイヤに絡みやすい服装に注意すれば、おしゃれな服装も楽しめます。
その他、修理ツール等の準備も推奨されるサイクリングと比較して、ポタリングは身軽に行える場合が多いです。そのため、サドルバッグ等のカバンの指定も特になく、日常使いのカバンでも十分にポタリングができます。
ポタリングの楽しみ方の基本を紹介!自由な自転車旅を楽しむ前提知識

ポタリングは、日常から離れて心地よいリラックス体験を得る活動で、その日の天候や時間、気分に応じて無限の楽しみ方があります。一方で、より充実した時間にするには、ポタリングの基本知識を押さえることも大切です。
そこで以下では、ポタリングを楽しむために必要な基本のポイントを紹介します。
ポタリングのメリットとは
ポタリングのメリットは多くあり、ストレス解消から健康促進、コミュニティの発掘まで、幅広い目的で行われています。
代表的なものは、心地よく自転車を漕ぐことが、日常のストレスを減らし、心身の健康へと繋がる点です。また、慣れ親しんだ地元の文化や風景の魅力を再発見し、新たな学びも得られます。
その他、ポタリングには生産性が向上する、マインドフルネスを経験できる等の効果も期待でき、日常生活を充実させる点もメリットです。以上の要素は、あくまでポタリングを行うメリットの一部で、実際に経験することであなただけの魅力が見つかる場合もあります。
ポタリングで訪れる場所の選び方
ポタリングで訪れる場所は、あなたの興味や体力、あるいはマップ情報などを有効活用して選びましょう。ルート設定では、目的地と休憩場所を事前に数箇所マークしておき、それらを結んだルートでポタリングをするのがおすすめです。
また、目的地までの距離は、自転車でのポタリングに初めて挑戦する場合、距離を短めにすることを推奨します。例えば、10〜20kmの地点を選べば、体力を過度に消耗せず疲れた場合もすぐ帰宅できます。一回目の経験を踏まえて、距離を少しずつ伸ばしましょう。
一方で、サイクリングの経験が豊富な方や、日頃から運動習慣がある方は、長距離のルートを選んでみましょう。具体的には、30km以上の地点なら、普段の生活を超えた新しい風景や地域の文化が待っているかもしれません。
その他、折りたたんだり分解したりして自転車を持ち運ぶ「輪行」を行うことで、行きは自転車で遠出して、帰りは電車やバスを使う方法もおすすめです。
ポタリングの服装選び: 安全とおしゃれさを意識しよう
ポタリングでは、おしゃれと快適さを両立した服装を選ぶのがおすすめです。動きやすいカジュアルウェアを選べれば、装いや気分ともに、ポタリングを楽しむことができます。
なお、服装選びのポイントとして、走行する距離や場所を踏まえると、上手な服装選びが可能です。日常使いや短距離のポタリングであれば、動きやすい普段着でも快適に走行できます。
一方、長距離の走行やいつもと異なる環境での走行をする場合、動きやすさや服の性質にも気を遣いましょう。例えば、気温の高い場所なら通気性や速乾性がある服装を選ぶ、山間部では急な雨に備えてポンチョやレインウェアを持ち運ぶ等が有効です。
なお、道路交通法の改正により、全ての自転車利用者のヘルメット着用が努力義務となりました。ポタリングではおしゃれな服装も楽しみつつ、安全に配慮してヘルメットも着用しましょう。詳細は、ヘルメット着用について解説した記事をご覧ください。
ポタリングで使用する自転車の選び方
ポタリングで利用する自転車の選び方は、個人の好みや走行場所・距離などで選ぶことが大切です。ポタリングの目的ごとのおすすめ自転車は以下になります。
- ミニベロ: コンパクトな自転車が好きな方や近隣でのポタリングがしたい方におすすめ
- クロスバイク: スピード重視の方や未舗装の路面・長距離の走行がしたい方におすすめ
加えて、寄り道が多いポタリングでは、自転車の持ち運び・駐輪のしやすさも自転車選びで大切なポイントです。自転車の持ち運びや駐輪のしやすさを検討する場合、折りたたみ自転車は特に適しています。
以上を踏まえつつ、最終的に自転車選びで大切になるのは個人の好みや使い方に適していることです。自転車の見た目や、理想のポタリングスタイルに合わせて、あなた好みの自転車を選びましょう!
ポタリングで役立つ持ち物を紹介

ポタリングでの持ち物は必要最低限で、コンパクトにまとめることをおすすめします。ポタリングを楽しむには、持ち物を身軽にし、走行での疲れを軽減することが大切だからです。
以下、ポタリングで必須の持ち物と、あると便利な持ち物を紹介します。状況に応じて持ち物を調整して、快適かつ不安の少ないポタリングに出かけましょう。
【必須】水分と補給食でエネルギー消耗に備える
ポタリングで必須の持ち物は、水分とエネルギーを補給する飲み物と補給食です。競技要素があるサイクリングと比較して、緩やかな走行ができるポタリングでは、以下※のようなペースで補給を行うことを推奨します。
- ・1時間あたり120~240kcalの補給食(30~60グラムの糖質)
- ・走行開始の2時間前 / 走行中1時間おきに500mlを目安に水分補給する
- ・1時間未満のポタリングであれば水分補給を優先する
※サイクリングの消費カロリーや水分摂取目安等の文献より独自に算出
以上はあくまで目安で、優先すべきは身体の感覚です。体調の不具合や体力消耗を感じたら、迷わず水分とエネルギー補給をしましょう。ポタリングを快適に楽しむため、水分と補給食はできる限りご持参ください。
スマホ・モバイル充電・アプリでポタリングを最適化する
スマートフォンは、ルートのナビや写真撮影、緊急時の連絡手段として有効です。また、目的に合ったスマホアプリも活用すれば、さらに快適にポタリングが行えます。スマホアプリは種類が豊富にあるので、ルート作成やアクティビティ記録、場所発見、ダイエット、新しい出会いなど、ポタリングの目的に応じたアプリを探してみましょう。
また、モバイル充電を準備すれば、長時間のポタリングにも対応できます。中でも、Daytona Mobilityが取り扱う電動アシスト自転車のように、付属のバッテリーから充電ができる自転車もあるため、軽装でポタリングをしたい方には特におすすめです。
注意点として、自転車の走行中にスマホを触るのは危険です。また、必要以上にスマホを触ることで、ポタリング本来の楽しみを損ねる可能性もあります。このような注意点から、行き慣れた場所へのポタリングであれば、スマホを置いて出かけることもおすすめです。
レインコート・虫除けスプレー等、環境に応じた道具を用意する
ポタリングを行う環境に応じた持ち物の準備も大切です。中でも、雨対策として、コンパクトに折り畳めるレインコートを常備しておくことを推奨します。※傘差し運転は多くの都道府県の道路交通法で禁止されているため避けましょう。
また、ハンドタオルは、汗や雨水を拭きとり素早く乾かすために有効です。加えて、自然の中でポタリングを行う場合は、日焼け止めと虫よけスプレーの携帯もおすすめします。
その他、ポタリングで訪れる場所の気候や環境によって、必要な持ち物がないか一度ご確認ください。
輪行袋を使用してポタリングの可能性を広げる
ポタリングの選択肢を広げるために輪行袋の使用もおすすめ。輪行袋とは、折りたたんだり、分解した自転車の収納を行う専用の袋のことです。
輪行袋があれば、自動車での持ち運びはもちろん、正しく収納すれば公共交通機関への持ち込みも可能です。そのため、旅先など遠方でのポタリングを行いたい方にとって、輪行袋はその選択肢を大きく広げます。
※実際に持ち込みが可能かは、各事業所へお問い合わせください。詳細は、輪行袋の定義や持ち運び方について解説した記事をご確認ください。
また、ポタリングでは折りたたみ自転車やミニベロが利用されることが多いため、輪行袋との相性も良いです。幅広い場所でポタリングを行いたい方は、輪行袋の活用も検討してみましょう。
良質な体験を提供!ポタリングにおすすめの自転車を紹介

ポタリングに適した自転車をお探しの方は、Daytona Mobilityが開発する自転車がおすすめです。弊社は、特別なポタリング体験を提供することを重視した電動アシスト自転車を販売しています。
最大の特徴は、電動アシスト自転車に見えない洗練されたデザインです。レザーバック収納のバッテリーや、目立ちにくい駆動システム機器の配置などにより、電動アシスト自転車によく見られるデザインのかさばりを解消しています。
高いデザイン性に加えて、Daytona Mobilityの自転車は、機能性にもこだわりが詰まっています。最大10段変速のギアやブレーキ時のアシスト自動制御など、快適さや安全性にまで配慮した自転車を開発。
以上から、見た目はおしゃれ、中身は頼れる性能を持つアシスト自転車という両面性があります。加えて、バッテリーを含めて16.2kg〜23kgと、一般的な電動アシスト自転車と比較して軽く、「ちょっとそこまで」というポタリング特有の気軽さを徹底的にサポートします。
以下、Daytona Mobilityが取り扱うおすすめ自転車を紹介するので、ご参考ください。
DE01: Daytona Mobilityの原点!電動に見えないおしゃれなミニベロ

DE01は、快適さ・持ち運びやすさ・お洒落さなど、ポタリングを楽しむ上で重要な要素をバランスよく満たすDaytona Mobilityの代表モデル。
DE01の最大の特徴は、走行性と扱いやすさが両立している点です。電動アシスト自転車でありながら、20インチ17.8kgというコンパクトかつ軽量なモデルを実現。加えて、DE01は折りたたみ自転車なので、持ち運ぶことで外出先でのポタリングも可能です。
軽量な一方で、DE01には幅広い地形や走行条件に対応できるよう、9段階の変速ギアを外装し、電動アシスト機能も備えています。そのため、コンパクトでありながら、タイヤが小さいミニベロに特有のスピードへの課題にも対応しています。
以上の優れた性能に加えて、DE01はお洒落さも特徴です。洗練されたデザインに加えて、シャンパンゴールドをはじめ5種類のカラーラインナップがあります。自分に合った自転車を選ぶことで、ポタリングや街乗りの楽しさが倍増すること間違いなしです。
このように、DE01は自転車らしい乗り心地と確かなアシスト力が両立したミニベロとして、ポタリングに加えて日常使いまで幅広いシーンで活躍します。ミニベロの世界を気軽に体験し、日常のポタリングを特別なものに変えるでしょう。
Daytona Mobilityの代表モデル!DE01の詳細はこちら
DE01X: 外装10速変速のミニベロ20インチ(451)で軽やかな走行を実現

コンパクトなミニベロに、さらなる軽やかさとパワフルな走りを求める方には、DE01シリーズの最上級モデルDE01Xをおすすめします。DE01Xは、DE01が持つ魅力を引き継ぎつつ、より「走ること」を追求したスポーティなモデルです。
例として、DE01Xには、以下のようにワンランク上の部品が自転車に搭載されています。
- 外装の10段階変速ギアで地形や自分の体力に合わせた走行が可能
- 20インチの中でも大きめのタイヤ(451)を採用し、走り出しや速度の維持を快適に
- より上質な油圧ディスクブレーキを採用し、坂道や雨天にも優れた制動力を発揮
このように、DE01Xは性能が特に重視された電動アシスト自転車なので、ミニベロを使いつつ、より幅広い場所で、より快適にポタリングを行いたい方に最適です。ポタリングを通じた新しい発見や清々しい一日を、DE01Xが徹底してサポートします。
走りを追求したミニベロ!DE01Xの詳細はこちら
DE02: 軽くて乗り回し安いフレームサイズでポタリング向きのクロスバイク

自転車の中でも、汎用性が高い電動クロスバイクを使用してポタリングを楽しみたい方は、DE02をおすすめします。
DE02は、高い汎用性を持つ電動クロスバイクと、Daytona Mobility特有の洗練されたデザイン・設計が融合した自転車です。軽さやタイヤ等はクロスバイクの特徴を最大限に生かした上で、走りの快適さと取り回しの良さを追求しました。
例えば、ペダル一回転ごとの進む距離を伸ばす大型52Tのチェーンホイールや、幅広いギアチェンジにより走りやすさを調整できる11-34Tなどを取り入れており、効率的な走行が可能です。
そのため、小回りが求められる都市部からスピードを出せる広い道まで、DE02は幅広い場面でオールマイティに活躍します。一台の自転車であらゆる可能性に挑みたい方は、DE02をご検討ください。
場所に応じた乗り回しが可能!DE02の詳細はこちら
DE03: ミニベロの中でも高い安定性を実現!ちょっとしたツーリングにも対応

ミニベロを活用しながら、より安定性や快適さを重視した自転車でポタリングを楽しみたい方は、DE03がおすすめです。
一般的なミニベロは、自転車本体やタイヤの小ささから、走行時の不安定さが課題になります。こうした点を踏まえ、DE03では、自転車本体や、走行時の安定性を高める改良を行いました。
例として、DE03は以下のように、一貫して「頼れる走行性能」を発揮する部品を厳選しています。
- タイヤはDE01Xと同様、451サイズの大きめホイール
- 高い強度と安定性を持つダイヤモンドフレーム
- 雨天時でも高い制動力を発揮する機械式ディスクブレーキ
加えて、部品を複雑に見せないシンプルな設計や、ユニークな世界観を持った4種類のカラーラインナップ等、Daytona Mobilityが大切にする「電動に見えない」というお洒落さも引き継がれています。
ミニベロを普段使いからちょっとしたツーリングまで、DE03はあなたの挑戦を心強くサポートするでしょう。
高い安定性で頼れる走行を!DE03の詳細はこちら
DE04: 極太タイヤや骨太なフレームで走りごたえ抜群の自転車

よりアウトドア要素の強い自転車でポタリングをしたい方は、DE04がおすすめ。DE04は、DEシリーズの中で、自転車が性能やデザインに秘める「タフさ」を最大限に引き出した製品です。
まず性能において、以下のような特徴から、DE04はDEシリーズ随一の走破性を実現しています。
- オフロード等でも使用される3インチの極太タイヤを使用
- 楕円形の骨太フレームを活用し、自転車の強度や安定性を高める
- 8速などの幅広いギア範囲と電動アシストで様々な地形の走行に対応
- 泥や水はねを防ぐマッドガードを装着し、ちょっとしたダートでも活躍
また、DE04はデザインも魅力的です。特に塗装方法にこだわりがあり、自転車の表面にしわのような独特な質感を生み出すリンクル塗装を施しています。ユニークな塗装に加え、極太タイヤや直線的なサイドビュー等、アウトドア欲をくすぐる要素が豊富です。
このようなタフさの一方で、DE04は老若男女問わず幅広い方が利用できるよう、ミキストフレーム風のまたぎやすい設計を採用しています。アウトドア要素を高めつつ実用性も兼ね備えたDE04で、ユニークなポタリングを体験してみてください。
シリーズ随一の走破性!DE04の詳細はこちら
ポタリングの解説記事まとめ

当記事では、ポタリングの概念をはじめ、実践時に必要になる持ち物やおすすめの自転車を紹介しました。当記事のポイントは以下のとおりです。
- ポタリングとは、特に目的を定めず気の向くまま自転車で旅をすること
- 水と補給食は必ず用意した上で、持ち物はコンパクトに抑える
- ポタリングで使用する自転車は、利便性に考慮しながら好きなものを選ぶ
ポタリングは、手軽さや心地良さなどの点で、忙しい日常から脱却する趣味として人気が出始めています。気を張らず、ゆっくりと自転車でぶらぶらと街を巡ってみたい方は、一度ポタリングを実践してみましょう!
以上、当記事があなたの充実したポタリングライフに役立てば幸いです。